Looopでんきとリミックスでんきはどっちが安い?料金・違いを比較

「Looopでんきとリミックスでんき、結局どっちが安いの?」——どちらも基本料金0円の市場連動型プランなので、違いが分かりにくいと感じている方も多いと思います。

この記事では、両社の公式資料をもとに料金の仕組みを分解し、試算条件を明示したうえで東京エリアの電気代を比較しました。どちらが安くなるかは「月の使用量」と「契約アンペア」でほぼ決まるため、自分の検針票と照らし合わせながら読んでみてください。

先に結論だけ知りたい方へ

  • 2社とも電気代の大部分は同じ市場価格(JEPXのエリアプライス)で決まるため、差がつくのは「固定でかかる部分」だけ
  • 東京エリアでは、使用量が少ない家庭はリミックスでんき、多い家庭はLooopでんきが安くなる。分かれ目は30Aで月約370kWh、40Aで約490kWh
  • 市場価格が高騰したときのリスクは両社共通。Looopには上限単価(128円/kWh、月120kWhまで)があり、リミックスには上限がない

※2026年10月23日時点で確認した両社の公式資料等にもとづく試算です。料金は改定される場合があるため、最新情報は各社公式サイトでご確認ください。

Looopでんきとリミックスでんきはどっちが安い?最初に結論

2社の違いを一覧表で比較

Looopでんきとリミックスでんきはどっちが安い違い比較表

比較項目Looopでんきリミックスでんき
比較対象プランスマートタイムONE(電灯)Styleプラス
基本料金0円(沖縄を除く)。ただし契約電力に応じた制度対応費が毎月かかる0円
市場連動部分30分ごとのエリアプライスに連動30分ごとのエリアプライス+スポット取引手数料に連動
固定の従量部分(東京)13.97円/kWh(託送従量6.97円+サービス料7.0円)17.61円/kWh(託送9.08円+サービス料8.53円)
固定の月額部分(東京)445.1円/kW(30Aなら約1,335円)なし
高騰時の上限あり(128円/kWh、月120kWhまで)なし
料金を確認する機能アプリで30分ごとの単価と「でんき予報」「でんきアラート」で翌日までの単価確認・プッシュ通知
解約手数料0円・契約期間の縛りなしWeb申込は0円。訪問・電話勧誘で契約し1年以内に解約する場合は3,000円(税抜)
契約できない主な条件—(オール電化も契約可。ただし時間帯別プランとの比較が必要)契約容量30A未満、オール電化住宅向けプランなどは断られる場合あり

※東京電力エリアの単価。Looopは2026年11月以降の単価、リミックスは契約締結前交付書面(2026年10月版)の単価。いずれも再エネ賦課金が別途かかります。

Looopでんきが向いている人

  • 月の使用量が多い家庭(東京・30Aで月370kWh以上が目安)
  • 市場価格が高騰したときの上限単価があるほうが安心な人
  • 契約アンペアが20A以下の人(リミックスは30A未満を断られる場合がある)

リミックスでんきが向いている人

  • 一人暮らし・二人暮らしなど、使用量が少なめの家庭
  • 契約アンペアが大きい(40A・50Aなど)わりに、使用量はそれほど多くない家庭
  • 安い時間帯をプッシュ通知で知りたい人

契約先を決める前に確認したいこと

  • 1
    検針票で「月の使用量」と「契約アンペア」を確認するこの2つで、どちらが安くなるかがほぼ決まります。直近1年分を見ると季節の差も分かります。
  • 2
    市場連動型の料金変動を受け入れられるか考えるどちらを選んでも、夏・冬の市場高騰時には電気代が上がります。
  • 3
    申込方法と解約条件を確認する訪問・電話勧誘での契約は、リミックスでは1年以内の解約に違約金がかかります。

Looopでんきとリミックスでんきの料金の仕組みを比較

基本料金と電力量料金の違い

両社とも「基本料金0円」をうたっていますが、料金の組み立て方は異なります。

Looopでんきとリミックスでんき徹底比較

Looopでんき(スマートタイムONE)
電気料金 = 制度対応費(契約電力kW×単価+使用量×託送従量単価)+ 電力量料金(使用量×(電源料金+サービス料))+ 再エネ賦課金

リミックスでんき(Styleプラス)
電気料金 = 使用量 ×(電源調達料金単価 + 固定従量料金単価)+ 再エネ賦課金

Looopでんきには「基本料金」という名称の料金はありませんが、契約電力(東京エリアのアンペア契約なら30A=3kW)に応じた制度対応費が毎月かかります。使用量がゼロに近い月でも請求はゼロになりません。一方、リミックスでんきは固定費がすべて使用量に比例する形になっています。

市場価格に連動する料金の違い

市場連動部分の計算方法は、両社でほぼ同じです。

計算式(30分ごと)
Looopでんき(電源料金)使用量 × エリアプライス ÷(1−エリア損失率)× 1.1
リミックスでんき(電源調達料金)使用量 ÷(1−エリア損失率)×(エリアプライス+スポット取引手数料)× 1.1

※エリアプライス=日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場価格。1.1は消費税相当。各社の料金種別定義書・契約締結前交付書面より。

どちらも同じエリアプライスを使うため、同じ時間に同じ量の電気を使えば、市場連動部分の金額はほぼ同じになります(リミックスはJEPXのスポット取引手数料の分だけわずかに高くなります)。つまり、2社の電気代の差は、次に説明する「固定でかかる部分」でほぼ決まります。

固定従量料金・託送料金・制度対応費などの違い

固定従量料金・託送料金・制度対応費などの違い

東京電力エリアLooopでんきリミックスでんき
契約電力(kW)に応じた月額445.1円/kW(託送基本料金相当+容量拠出金相当)なし
使用量に比例する固定単価13.97円/kWh(託送従量料金相当6.97円+サービス料7.0円)17.61円/kWh(託送費9.08円+サービス料8.53円)

Looopは「月額の固定部分があるかわりに、1kWhあたりの固定単価が3.64円安い」、リミックスは「月額の固定部分がないかわりに、1kWhあたりの固定単価が高い」という関係です。使用量が増えるほどLooopが有利になり、少ないほどリミックスが有利になります。

注意:Looopでんきは託送料金の見直しにともない、2026年11月1日から東京エリアの制度対応費を契約電力1kWあたり月120.41円引き上げています(上表は改定後の単価)。リミックスでんきの単価は2026年10月版の書面の値です。両社とも料金は改定されることがあるため、申込前に最新の単価を確認してください。

契約期間・解約手数料・その他の条件

項目Looopでんきリミックスでんき
契約期間縛りなし1年(自動更新)
解約手数料0円Web申込は0円。訪問・電話勧誘での契約は1年以内の解約で3,000円(税抜)
割引長期契約割引(2年目以降、年900〜1,100円・アプリへのログインが必要)、おまかせ割(月数円程度)—
契約容量の条件特になし30A未満は断られる場合あり
オール電化契約可(時間帯別料金プランとの比較が必要)オール電化住宅向けプラン等は断られる場合あり
再エネプランオプション「eneco」「Styleプラスeco」

Looopでんきとリミックスでんきの電気代を条件別に比較

Looopでんきとリミックスでんきの電気代を条件別に比較

比較条件と試算方法

  • 地域:東京電力エリア(Looopは2026年11月以降、リミックスは2026年10月版の単価)
  • 比較する部分:固定でかかる部分(Looop=制度対応費+託送従量+サービス料、リミックス=固定従量料金)
  • 含めないもの:市場連動部分(両社でほぼ同額)、再エネ賦課金(両社同額)、Looopの割引、リミックスのスポット取引手数料
  • 契約電力:アンペア契約は30A=3kW、40A=4kW、50A=5kWで換算(Looopの料金種別定義書による)

実際の請求額は、下の金額に「市場連動部分(使用量×その月の市場価格にもとづく単価)」と再エネ賦課金を足したものになります。

地域別の料金単価を比較

エリアリミックス 固定従量料金Looop 固定部分
東京電力17.61円/kWh445.1円/kW+13.97円/kWh
中部電力18.10円/kWh公式の単価表で確認
関西電力16.65円/kWh公式の単価表で確認(関西は託送の計算方法が異なる)

※リミックスは契約締結前交付書面(2026年10月版)より。Looopの中部・関西エリアの単価は、今回確認した公開資料では数値を確認できなかったため掲載していません。

リミックスの固定従量料金はエリアによって1円/kWh以上の差があります。東京以外の方は、Looopの公式サイトで自分のエリアの制度対応費・託送従量料金相当の単価を確認し、同じ考え方で比べてください。

月間使用量別に電気代を比較(東京エリア)

月の使用量30A:Looop30A:リミックス40A:Looop40A:リミックス
200kWh4,129円3,522円4,574円3,522円
300kWh5,526円5,283円5,971円5,283円
400kWh6,923円7,044円7,368円7,044円
500kWh8,320円8,805円8,765円8,805円
600kWh9,717円10,566円10,162円10,566円

※固定でかかる部分のみの月額(税込)。市場連動部分・再エネ賦課金・割引は含みません。色付きの数字が安い方です。

東京エリアで、Looopとリミックスが同額になる月の使用量
30Aで約370kWh/40Aで約490kWh
50Aでは約610kWh。これより使用量が少なければリミックス、多ければLooopが安くなる計算です

差額は大きくても月1,000円前後で、契約アンペアが大きく使用量が少ないほどリミックスが有利、契約アンペアに対して使用量が多いほどLooopが有利になります。なお、Looopの長期契約割引(2年目以降、年900〜1,100円)を受けられる場合は、分かれ目が月20〜25kWhほど下がります。

日中・夕方など使用時間帯によって差は変わる?

結論から言うと、使う時間帯によって2社の差はほとんど変わりません。市場連動部分はどちらも同じエリアプライスにもとづいて30分ごとに計算されるため、日中に多く使う家庭も夕方に多く使う家庭も、2社の差は上の固定部分の差とほぼ同じです。

使用時間帯で変わるのは「2社の差」ではなく「電気代の総額」です。市場価格が安い時間帯(晴れた日の昼間など)に電気を使えるほど、どちらの会社でも電気代は下がります。

例外:市場価格が極端に高騰した時間帯は、Looopの上限単価(128円/kWh、月120kWhまで)や「おまもりチケット」(2027年3月31日まで、最も高い時間帯から最大5コマの単価を下げる割引)の対象になる場合があります。リミックスには上限がないため、高騰が起きた月はLooopが有利になることがあります。

試算結果を実際の電気代に当てはめるときの注意点

  • 表の金額は請求額そのものではなく、2社で差がつく「固定部分」だけの比較です
  • リミックスのスポット取引手数料(JEPXが毎年設定)は含めていません
  • Looopの契約電力は、アンペア契約以外では過去の最大使用電力などで決まります
  • 単価は2026年10月時点で確認したもので、両社とも改定されることがあります

使用量が多い家庭はLooopでんきを確認

東京・30Aで月370kWh以上使う家庭は、固定部分の試算でLooopでんきのほうが安くなります。アプリで30分ごとの単価も確認できます。

Looopでんきの公式サイトを見る

※市場価格の高騰時は電気代が上がります。

電気代が高くなるリスクは?市場連動型の注意点を比較

市場価格が高騰すると電気代はどうなる?

両社とも、市場価格が上がれば電気代も上がります。市場価格は、気温が厳しく電力需要が増える夏・冬や、発電所のトラブルなどで需給がひっ迫したときに高騰しやすくなります。

市場価格が高騰すると電気代はどうなる?

高騰時の扱いLooopでんきリミックスでんき
上限上限単価128円/kWh(月120kWhまでの使用分)上限なし
割引おまもりチケット(2027年3月31日まで)—

Looopの上限は月120kWhまでしか効かないため、使用量が多い家庭では保護の効果は限られます。どちらを選んでも、高騰時に電気代が大きく上がる可能性は避けられないと考えておきましょう。

電気を使う時間帯を調整できる家庭・できない家庭

家庭のタイプ市場連動型との相性
在宅で、洗濯・食洗機・EV充電などを昼間にずらせる良い。安い時間帯に使えば電気代を抑えやすい
朝晩に使用が集中し、時間をずらしにくい注意。市場価格が上がりやすい夕方の単価の影響を受けやすい
冬の暖房で使用量が大きく増える注意。冬の高騰時に請求額が大きく増える可能性がある

料金の変動を確認する方法とサービスの違い

  • Looopでんき:アプリで30分ごとの電気料金単価と「でんき予報」を確認できる
  • リミックスでんき:「でんきアラート」で当日〜翌日の30分ごとの単価を確認でき、安い時間帯・高い時間帯をプッシュ通知で知らせてくれる

自分でアプリを開いて確認する習慣がある人はどちらでも使いこなせます。通知で知りたい人にはリミックスの「でんきアラート」が便利です。

Looopでんきとリミックスでんき、それぞれ向いている人

あなたの重視点・状況判断の方向性
電気代をできるだけ抑えたい契約アンペアと月の使用量から分かれ目(30Aで約370kWh)と比べる
日中に電気を使いやすいどちらでも節約しやすい。2社の差は固定部分で判断
夕方や夜に使用が集中するどちらも高い時間帯の影響を受ける。総額の変動に注意
高騰時の負担をできるだけ抑えたい上限単価があるLooop。または市場連動型以外も検討
安い時間を通知で知りたいでんきアラートがあるリミックス

Looopでんきが向いているケース

  • 東京・30Aで月370kWh以上、40Aで月490kWh以上使う
  • 契約アンペアが30A未満、またはオール電化住宅で市場連動型を検討している
  • 高騰時の上限や割引チケットがあるほうが安心
  • 2年以上使い続け、長期契約割引を受ける予定がある

リミックスでんきが向いているケース

  • 使用量が分かれ目より少ない(一人暮らし・二人暮らしなど)
  • 契約アンペアが大きいが、使用量は多くない
  • 安い時間帯をプッシュ通知で知りたい

どちらも慎重に検討した方がよいケース

  • 毎月の電気代をできるだけ安定させたい
  • 冬の暖房や夕方の使用が多く、時間帯をずらせない
  • 市場価格が高騰した月の請求額を受け入れられない

このような方は、市場連動型ではないプランも含めて比較するのがおすすめです。料金タイプ別の候補は電力会社おすすめ比較で、東京エリアの方は東京の電力会社おすすめ比較で確認できます。オール電化住宅の方はオール電化向けの比較記事もご覧ください。

各社の評判や料金の詳細は、個別記事で解説しています。

Looopでんきとリミックスでんきのよくある質問

結局、どちらが安い?
東京エリアでは、月の使用量と契約アンペアで決まります。30Aなら月約370kWh、40Aなら約490kWhより少なければリミックスでんき、多ければLooopでんきが安くなる計算です。市場連動部分は両社ほぼ同じなので、使う時間帯で差はほとんど変わりません。
電気使用量が少ない家庭にも向いている?
2社の比較ではリミックスでんきが有利です。Looopでんきは契約電力に応じた制度対応費が毎月かかるため、使用量が少ないと割高になります。ただし、リミックスは契約容量30A未満だと断られる場合があります。
オール電化でも契約できる?
Looopでんきは契約できますが、夜間の使用量が多い住宅では時間帯別料金のオール電化プランのほうが安い場合があります。リミックスでんきは、オール電化住宅向けプランなどの契約を断る場合があるとしています。
乗り換えに工事費や解約手数料はかかる?
工事は原則不要です。解約手数料は、Looopでんきは0円、リミックスでんきはWeb申込なら0円ですが、訪問・電話勧誘で契約して1年以内に解約する場合は3,000円(税抜)がかかります。
申し込みから切り替えまでどれくらいかかる?
Looopでんきは、Web申込なら最短当日から2週間程度で切り替わると案内しています。いずれの会社も、検針日やスマートメーターの設置状況によって変わるため、申込後に案内される切り替え予定日を確認してください。手続きの流れは電力会社の乗り換えガイドで解説しています。

まとめ|電気代の試算と使い方に合う方を選ぼう

  • 市場連動部分は両社ほぼ同じ。差がつくのは「固定でかかる部分」
  • 東京エリアでは、30Aで月約370kWh、40Aで約490kWhが分かれ目。少なければリミックス、多ければLooop
  • 高騰時の上限があるのはLooop、通知機能が充実しているのはリミックス
  • 料金の変動を避けたい方は、市場連動型以外も含めて比較する

ほかの電力会社も含めて検討したい方は、電力会社おすすめ比較もあわせてご覧ください。

使用量に合う方を公式サイトで確認する

検針票の月の使用量と契約アンペアを確認し、分かれ目の使用量と比べてから申し込みましょう。

※市場連動型のため、電気代は月ごとに変動します。最新の料金は各社公式サイトでご確認ください。

※本記事の料金・契約条件は、2026年10月23日時点で、Looopでんき(料金種別定義書、託送料金変更に伴う料金改定のお知らせ、エネチェンジのプラン情報ページ)およびリミックスでんき(公式サイト、Styleプラス契約締結前交付書面)で確認した内容です。試算は記載の条件にもとづく固定部分の比較で、実際の請求額を保証するものではありません。お申し込みの際は必ず各社公式サイトで最新情報をご確認ください。

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Posted by msyuichi